より良いリハビリを提供する為の「統計」について

「統計」と聞いて、どのようなイメージを持たれるでしょうか。身近なものに、公的機関が物価の変動を測定したもの(下の図)や、学力テスト等があります。何となく「景気が良い/悪い」、「学力向上/低下」したもの(主観的)ではなく、誰がいつみても変わらない結果(客観的)を求めるための技術であると考えています。
 これをリハビリに当てはめてみると、リハビリを提供していて「動きが良くなった気がする」、「ボンヤリしなくなってきた」etc…の感覚的な結果を、どこの誰がみても客観的な事実として判断できる方法が「統計」です。この統計による科学的処理によって、私達が日々実施しているリハビリの有効性、リハビリを行う意味が保証されることになります。
 例えば、脳卒中治療ガイドライン2021の回復期リハ診療の推奨文として、「歩行障害が軽度の患者に対して,有酸素運動や筋力増強訓練を行うことが勧められる」とあります。感覚的には「そりゃそうだ」といった内容ですが、統計的手法によりデータを処理していくと、上記推奨文は「推奨グレードA、エビデンスレベル高」と高い推奨が得られています。その結果に基いたリハビリを実施していくことで、感覚頼りのリハビリではなく、データに基づいた客観的なリハビリが実施できる、という算段です。
 2025年11月に全国介護老人保健施設大会があり、機能訓練室も参加します。私達が日頃行っている訓練に焦点をあて、効果測定に統計処理を行う予定です。
 後日当ブログにてご報告できればと考えています。
例:消費者物価指数(総務省統計局より)

~食事の「形態」あれこれ~

 一昔前は食事の食べ易さに基準などはなく、主観に頼った調理にならざるを得ませんでした。五体満足であれば問題ありませんが、病気や加齢等により機能が損なわれてしまうとその限りではありません。
自身の能力に合わない食事を食べることは、「誤嚥性肺炎」に罹患するリスクを高めてしまう事は近頃よく耳にするのではないでしょうか?
日本では、2013年に「日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類」が食形態に関する統一規格として初めて作成されました。この基準により、共通言語として用いられるようになりました。最近では、この基準を元に下記の表にあるような多様な分類が生まれ、食べ易さに配慮した調理済みの介護食品が次々に発売されるようにもなっています。
介護食の市販品では「キューピー”やさしい献立”」や「マルハニチロ”メディケア食品”」、「ASAHI”バランス献立”」等々、分類基準に即した配食サービスも増えてきており、介護食の選択肢は益々広がってきているようです。
〇様々な食形態の分類基準

出典「学会分類2021と他分類の対応 – 使う | 栄養指導Navi (healthy-food-navi.jp)」

🎍新年明けましておめでとうございます🎍

2024年がスタートいたしました。

療養棟では獅子に扮した職員が各階を回ります。

他にも落語や書き初めなどお正月レクを行います。

皆さまにとって笑顔溢れる一年でありますように。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 秋だより🌰

花水木の庭にたくさんのざくろが育ちました(^^)

秋の味覚を満喫しています。

機能訓練室より! 日常生活をより良いものに!!

今回はストレスが溜まっていると感じた時の対処法です。

、職場やプライベートなど誰でもストレスを抱えているのではないでしょうか。ストレス全てが悪いものではなく、逆に私たちに成長をもたらしてくれる良い面もあります。しかし、ストレスに感じてしまう根本として、自分の性格や考え方に課題があるかもしれません。

そこでおすすめしたいのは「内省」という行為です。一人の時間を持ち自分の内側としっかりと向き合うことで自分を客観的に捉えられるようになるので、抱えている解決の糸口が見つかることがあります。難しくはなく、誰でもすぐに「内省」を習慣づけることができますのでそのコツなど紹介していきます。

「内省」のパターンは大きく二つに分けられます。まず、➀自分と真っすぐ向き合い感情を受け入れること。もう一つは、➁問題を手放すのもあり、ということです。人間関係が問題の場合は一人で解決できないこともあります。①のように努力すべきか、➁のように手放すべきかの区別をしましょう。☞詳しくは次号の機能訓練室より!へ続きます。

梅雨入り

切り絵で紫陽花、かたつむり🐌を作成しました。

ジメジメの季節が始まりましたね……

梅雨明けが待ち遠しいです。

☆☆ 新年あけまして、おめでとうございます。 ☆☆

2019年がスタート致しました。今年は新しい元号

となる年でもありまたいろいろと仕組みも変わるのでないかと思います。

秋には、「消費税のアップ!!」の予定もあり、景気と消費の動向も気になりますね。

世界に目を向けると、中国とアメリカの関税に伴う国同士の交渉がどこまで続くのでしょうか?

いずれにしても、新しい年、今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

© 2023ブログ|介護老人保健施設 花水木|【調布・三鷹・吉祥寺・武蔵野多摩】.