皆さんこんにちは、関東地方は雨が全く降らず、空気は乾燥する。乾燥すると厄介なのが、「インフルエンザの流行」です。手洗い・うがいはもとより、暖かくして、しっかりと栄養【食事】と睡眠をとり、丈夫な身体でこの冬をのりきりましょう。今回は、機能訓練室のスタッフからみなさまへご報告です。
『転 倒 に つ い て』
2019年になりインフルエンザが猛威を振るっていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?かからないためにも手洗いうがいは意識して行いたいですね!
さて皆さんは「転倒」についてどのようなイメージをお持ちですか?転倒は歩いている時にバランスを崩して・・・といったイメージが強いですが、実は歩いている時よりもベッドやトイレ、椅子や車いす周辺で見られる事が圧倒的に多い
のです。
第1位 |
ベッド廻りで転んだ 54.2% |
第2位 |
トイレに座ろうとしたときやトイレ動作で転んだ 14.5% |
第3位 |
椅子、車椅子に座ろうとした時、立つ時に転んだ 12.2% |
第4位 |
家の中を歩いている時に転んだ 8.8% |
第5位 |
外を歩いている時に転んだ 6.3% |
御覧の通り、歩いている時よりも立とうとした時、座ろうとした時に転倒されるケースが多いのです。更に夜間や早朝の時間帯に起こることが多く、これは半分寝ぼけた状態で身体の動きも覚束ないため、転倒しやすいとされています。
高齢者が転倒をすると、骨折などの大怪我になりやすく、治療期間の安静から様々な弊害(筋力低下や心臓、肺の機能低下)が起きてしまいます。更にこれが認知症発症の引き金になることも珍しくありません!
様々な怖い要素がある転倒をしないためには無理な動きは避けるべきです!気が焦りがちの性格の方や安全への配慮・判断力が低下している方に多く見られます。
立ち上がる時に不安があれば、足踏みや軽く足をたたいて刺激をしてから立ち上がるのが良いでしょう。トイレに関しては便器に移る、ズボンの上げ下ろし等高いバランス能力が必要とされるため、手すりの設置や便座の工夫をすることで効率よく動作を行える場合があります。夜間はポータブルトイレを使用し移動を最小限にするのも手です。トイレへ行くことに不安がある方はリハビリ担当者に是非ご相談ください!